同窓生の翻訳作品の紹介です。この「魂の木工家具(Furniture with Soul)」という本は講談社インターナショナルのアメリカ人編集者が企画した、英語の書き下ろしとその邦訳の同時出版プロジェクトで、同窓生の横山文子氏(87期)が翻訳しています。横山氏は、ナオミ・キャンベル、ブルース・リーなどのノンフィクション本、アート関連本ほか多数を手がける英文翻訳家です。
講談社インターナショナルは1963年に設立され、世界でも最も有名な日本作家の一人である村上春樹の「羊をめぐる冒険」や宮沢賢治の「注文の多い料理店」など数多くの日本の作品を英訳し出版してきました。また様々なオリジナル作品も出版しています。ところがこの優れた日本紹介本発刊の出版社・講談社インターナショナルは、残念なことにこの「魂の木工家具」出版プロジェクト終了と同時に会社を閉じてしまいました。
翻訳者である横山氏は、この木工家具の本の出版に際して、1年近くおつき合いをしてきた編集者のため、また友人にも彼らのような家具作家がいることから、少しでも多くの人たちにこの本の存在を知って欲しいと願っています。
「魂の木工家具」の案内はこちら。
東京都立図書館、世田谷区立図書館など主要な図書館の蔵書にもなっています。