7月5日(土曜)、東京・内幸町の日本プレスセンターにて、2025年度の総会を開催しました。
1975年6月3日に、静中静高同窓会の支部の一つとして創立された関東同窓会は、今年で満50年となりました。主幹事・102期、副幹事・103期の皆さんのご尽力により、節目の記念総会として例年よりも華やかに演出され、充実した内容の中、総勢154名の笑顔があふれる交流が行われました。
最高齢は77期(83歳)2名、最年少は137期(23歳)3名で、ちょうど60歳差となりました。立食パーティ形式による一体化した会場では、卒業期を超え、時を超え、新しい出会いや久しぶりの再会を皆さん楽しまれていました。来賓である織田校長からは50周年のご祝辞をいただいたあと、在校生の学校生活・活躍の様子を、静中静高同窓会(静岡)の松村友吉会長(88期)からは2028年11月11日に予定されている静中静高創立150周年記念行事のご準備についてお話がありました。関西支部会長を23年務められている柴田尚支部長(81期)、中部支部(名古屋)の加藤政幸支部長(91期)、そして本校進路指導課・久保田好則課長(110期)をお招きし対面で交流していただいたことで、本校本部各支部間の益々の連携強化がなされました。同じく来賓である静高野球部後援会・河村卓利会長(96期)には、毎度恒例となっている野球部新チームについて美しいスライドと共に紹介していただきました。新チーム結成と同時にメンバーを外れてしまった野球部員がいるということ。「今後、彼らを見掛けたらお声を掛けてあげてください」と、日々切磋琢磨している野球部員全員に対する温かいメッセージがありました。我々が見守り応援をしている母校野球部の話は、いつの時代でも場所を選ばずOB同士の共通の話題となっており、それが静高同窓会全体の活気に直結しています。
総会議事は、議長に杉山順一会長(84期)、進行役に桒原千朗副会長(94期)が務め、事業報告・決算報告・監査報告、活動計画・予算計画のほか、今回で3年の任期を満了する役員全員について改選が行われました。理事会より上程された議案は賛成多数により承認・可決しました。3期目となった杉山会長は、通算13代目(8人目)の会長となります。新体制については、ホームページ「組織」及び次号会報にて詳細をご報告します。
講演は、静岡で「I Loveしずおか協議会」会長である沼田千晴氏(102期)に、「オール静岡で『おまち』を元気に!」をテーマに、わかりやすいスライドをお見せいただきながら40分間お話していただきました。静岡市の人口減少を踏まえて、全体を包み込む組織の存在が無ければ改革発展が立ち行かない現状であったこと、会長としてどんなネットワークづくりをしたのか、そしてどんな工夫やコンテンツ、プロジェクトが実践されているのか等が紹介されました。沼田氏ご自身の熱意は、ふるさとを想う関東同窓会メンバーにも確実に伝播されたことでしょう。
引き続き、総会会場の模様替えを皆で行い、懇親会が行われました。
今年度は幹事期の発案により、創立50周年記念企画として、【関東同窓会会報を紐解く】と題し、創刊号から先日発行された99号までの会報記事を全て読み解き、さまざまな切り口でのランキング発表やエピソードを、1797件のデータベースを構築し尽力された佐藤友男さんご自身がプレゼンテーションを行いました。関東同窓会の発展に尽くされた先人たちに思いを馳せ、今後も継続して会員の心を繋ぐ会報の存在を今一度見直す素晴らしい企画となりました。また、これまでの50回の総会を、それぞれ1頁に収めた圧巻のスライドショーも、各応援歌をBGMに披露されました。
最後は、お決まりの「希望の歌」「逍遥歌」を、応援指導部OBによる指揮のもと、参加者が一円となり肩を組み、声を合わせ、意気高らかに会は終了しました。なかなかいつもは実現できない集合写真撮影も行いました。「第50回総会って、こんな感じだったんだね」と、いつの日か次世代、次々世代に目にしていただけるものかもしれません。皆さんも引き続き各イベントにお気軽にお顔を見せてくださり、共に歩んでくださると幸いです。