静高91期恩田侑布子(旧:山内優子)氏が第23回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞しました。 この賞は、パリの「ドゥマゴ文学賞」(1933年創設)のもつ先進性と独創性を受け継ぎ、既成の概念にとらわれることなく、常に新しい才能を認め、発掘に寄与したいと1990年に創設されました。
選考委員松本健一氏によると、名人の演奏する音楽のよさは演奏自体ではなく演奏の終わった後の「無音の諧調」にもあり、俳諧のすばらしさはそれと同じところにある、という芸術論が受賞作『余白の祭』に展開されている。そこに沈滞気味の文学を変えるエネルギーを見出したという評価が受賞の理由となっています。
91期恩田侑布子氏
受賞作品『余白の祭』の紹介はこちらです。
また、廣前心齋氏の陶芸と恩田侑布子氏の俳書のコラボレーション展覧会「地球これ乗り合わせたる宝船」が文学賞ゆかりのBunkamuraで開催されます。
コラボレーション展覧会の詳細はこちらをご覧ください。
日時:2014年12月26日~2015年1月4日 10:00~19:30 場所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 BunkamuraBoxGallery Tel:03-3477-9111(代表)